プロのライターが教える、SNSのキャプションがChatGPT製だとわかる7つのサイン

時々、SNSのキャプションを読んで「これは絶対ChatGPTが書いたな」と思うことがあります。

正直なところ、AIが作ったキャプションが必ずしも悪いわけではありません。でも、どこか特有の「雰囲気」があるんですよね。ちょっと整いすぎていて、ちょっと一般的すぎて、時には共感を得ようと頑張りすぎている感じ。

ライターとして、こうしたAI生成のキャプションにはパターンがあることに気づきました。そして、一度その特徴を知ってしまうと、あちこちで見分けがつくようになります。

では、人間ではなくChatGPTが書いた可能性が高いSNSのキャプションの特徴を7つ紹介します。

1) プラットフォームに対して妙にフォーマル

SNSのキャプションなのに、企業のメールみたいに聞こえることってありませんか?それ、AIの仕業かもしれません。

ChatGPTはデフォルトでフォーマルかつ洗練されたトーンを採用する傾向があります。時には、それが「整いすぎている」ことも。
たとえば「今日の急速に変化する世界において…」や「~の重要性は決して過小評価できません」といった表現は、エッセイなら適しているかもしれません。でも、Instagramの自撮り写真のキャプションにはちょっと場違いですよね。

SNSでは、ほとんどの人が話し言葉に近いカジュアルな文章を書きます。もしキャプションが妙にかしこまっていたり、構成がかっちりしすぎていたりしたら、それはAIが関与している可能性が高いです。

2) モチベーションポスターっぽい

先日、友人がジムでの自撮り写真を投稿していたのですが、キャプションがこんな感じでした。

「成功は永遠ではなく、失敗は致命的ではない。大切なのは続ける勇気である。」

いや、確かにいい言葉ですよ。でも、どこかありきたりで、まるで高校の教室に貼ってあるポスターのように感じました。

気になって、そのままChatGPTにコピペして出典を尋ねたところ、即座に同じフレーズが返ってきました。

AIはモチベーショナルな言葉が大好きです。

広く使われているインスピレーションあふれる表現をよく使うのですが、それが「いいこと言ってる風」なだけで、実際にはあまり個性がありません。
もしキャプションが自己啓発本の一節みたいで、その人自身の考えや感情が見えないなら、ChatGPTが書いた可能性が高いでしょう。

3) シンプルなことを過剰に説明する

ChatGPTは、5語で済むことを20語で言うクセがあります。

たとえば、「朝のコーヒーは格別」とだけ書けば十分なところを、AIが書くとこんな感じになります。

「エネルギーを高め、生産性を向上させるために、一日の始まりに温かいコーヒーを飲むことほど素晴らしいことはありません。」

AIは、徹底的に説明するよう設計されているので、会話よりも論文向きの文章になりがちです。

人間は、聞き手が前提知識を持っていることを前提に、簡潔な表現を使うものですが、AIはわざわざ説明しなくてもいいことまで長々と書いてしまいます。

もしキャプションが不必要に長く、無駄に詳しく書かれているとしたら、それはAIが作った可能性が高いです。

4) 共感を得ようとしすぎている

「月曜日の朝、コーヒーが全然効かない…誰か共感してくれる?😂」

こんなキャプションを見たことはありませんか?

AIは、より「人間らしく」見せるために、誰もが経験しそうなことを使って共感を得ようとする傾向があります。でも、そのせいで逆にわざとらしく、不自然に感じられることがあるんです。

リアルな人間は、こんなに意識的に「共感を狙った」書き方はしません。もしキャプションが、まるで最大公約数的に共感を狙ったような文章だったら、それはAIの手によるものかもしれません。

5) 個性がまったく感じられない

以前、私は思い入れのある旅行について投稿しました。

「最高の週末!」と書くこともできたけれど、実際には「直前までキャンセルしようか悩んでいたこと」「最近マンネリを感じていたこと」「自然の中で思いがけず心がリセットされたこと」などを書きました。

こういう細かい、人間らしい「エピソード」を書くのは、AIが最も苦手とすることです。

AIは大まかな出来事を説明することはできても、人間特有の感情の揺らぎや、さりげないユーモア、細かい気づきまで表現することは難しいのです。

キャプションが「誰が書いても同じように見える」なら、それはAIの仕業かもしれません。

6) 使い古されたフレーズがそのまま出てくる

「Live, laugh, love」「Chasing sunsets」「New year, new me」

こうしたフレーズはあまりにも使われすぎて、もはや意味がなくなっています。でも、AIは頻出する言葉を優先して学習するので、こうした陳腐な表現をそのまま使いがちです。

人間なら、「この夕焼け、水彩画みたい」とか「新年は去年のやり残したことを終わらせるところからスタート!」といった、ひとひねり加えた表現をすることが多いでしょう。

キャプションが「ありきたりすぎる」と感じたら、それはAIが書いた可能性が高いです。

7) 投稿者らしくない文体

文章には、その人特有のクセが表れます。

皮肉っぽい人、ぶっきらぼうな人、全部小文字で書く人、ビックリマークをやたら使う人——みんな違った書き方をします。

だからこそ、いつもと違う、妙にきれいすぎるキャプションを見たとき、「あれ?」と感じることがあるんです。

どんなにAIが進化しても、その人だけが持つ独自の「声」を完全に再現するのは難しいもの。

結局のところ、言葉には人間らしさが必要

言葉は、ただ文法的に正しい文章であればいいわけではありません。そこに感情や個性、ちょっとした不完全さがあるからこそ、リアルに感じられるのです。

AIが作るキャプションは完璧に整っているかもしれません。でも、それが「本当にその人らしい言葉」かどうかは、また別の話。

AIが作るコンテンツが増えていく中で、「本物らしさ」を見抜く力はますます大切になっていくでしょう。

なぜなら、心を動かす文章とは、単に空白を埋めるものではなく、「つながりを生むもの」だからです。

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