子どもの頃、よく「友達が欲しいなら、まずは自分が友達になりなさい」と言われました。そして、それは確かに正しいことです。
友情は、どんな関係でもそうであるように、お互いの努力が必要です。
でも、いくら頑張っても、友達関係が長続きしないと感じることはありませんか? まるで、ハムスターの回し車のように、頑張っても頑張っても進めていないような気がすることは?
実は、問題はあなたの努力不足ではなく、あなた自身が持っている特定の「特徴」が、人間関係に影響を与えている可能性があります。
「なぜ友達が続かないのだろう?」と悩んでいるなら、無意識のうちに友情を難しくしているかもしれない7つの特徴を紹介します。
大切なのは、自分を責めることではなく、自分のパターンを理解し、より健康的な人間関係を築くための道を見つけることです。
1) 感情的に閉ざされている
正直に言いましょう。
誰にでも、世界から離れてひとりでいたい日があります。それは、ごく普通のことです。
しかし、常に感情を閉ざしていると、他人があなたと親しくなることが難しくなります。
友情は、感情の交流によって育まれます。喜びや悲しみ、恐れや希望を分かち合うことで、深いつながりが生まれるのです。
もし、いつも感情を表に出さず、他人が話しかけても心を開かないのであれば、友達は「壁と話しているようだ」と感じるかもしれません。
人生のすべてを話す必要はありませんが、相手が必要としているときに寄り添えるかどうかは大切です。
この点が苦手だと感じるなら、自分自身を見つめ直す時間を作ってみるのもいいかもしれません。
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2) 信頼性がない
少し過去を振り返ってみましょう。
大学時代、マーク(仮名)という友人がいました。彼は面白くて賢くて、一緒にいるのが楽しい人でした。
しかし、ひとつ問題がありました。彼は「信頼できない人」だったのです。
約束をしても、直前になってキャンセルする。助けると約束しても、すっかり忘れてしまう。
そんなことが何度も続き、次第に友情にひびが入りました。
信頼性は、どんな人間関係においても非常に重要です。
「この人は約束を守らない」と思われると、やがて友達は離れていってしまいます。
もし、あなた自身が「ドタキャンしがち」「約束を忘れがち」なら、それが友情に影響を与えているかもしれません。
3) 自分中心すぎる
正直に言いましょう。
誰だって、話をしっかり聞いてくれる人が好きですよね? 自分の話に興味を持ってくれる人がいると、大切にされていると感じるものです。
でも、会話がいつも一方的だったらどうでしょう?
私自身、相手の話が常に「自分のこと」ばかりだった経験があります。仕事の話、悩み事、自慢話…。まるで「観客」になった気分でした。
友情は、お互いの人生に興味を持ち、尊重し合うことで成り立ちます。
もし、あなたの会話が「自分の話」ばかりになっているなら、それが人を遠ざける原因になっているかもしれません。
自分を振り返ることは簡単ではありませんが、より良い友情を築くためには不可欠なステップです。
4) 衝突をうまく対処できない
人間関係において、意見の違いが生じるのは避けられません。
私たちは皆、それぞれ異なる考えや価値観を持っています。だからこそ、ときにはぶつかることもあるのです。
問題は「衝突が起こること」ではなく、「それにどう対応するか」です。
例えば、あなたは友達と意見が食い違ったとき、どんな反応をしますか?
・無視して関係を断つ?
・防衛的になって言い返す?
・感情的になって怒る?
私はかつて、対立を避けることばかり考えていました。でも、それでは問題は解決しません。逆に、友達が「この人とは本音で話せない」と感じるようになってしまいます。
健全な友情を築くには、意見の違いを受け入れ、話し合い、時には妥協することが必要です。
もし、衝突を避けたり、過剰に反応してしまう傾向があるなら、それが友達関係を難しくしているかもしれません。
5) 共感力が低い
あなたの友達がつらい思いをしているとき、どれくらいその気持ちを理解しようとしていますか?
共感とは、相手の立場になり、その感情を共有しようとすることです。
実際のところ、人間の脳は「共感するようにできている」と言われています。共感力が高い人ほど、より深い人間関係を築くことができるのです。
しかし、もしあなたが「相手の気持ちが分からない」「どう接したらいいか分からない」と感じることが多いなら、それが友情を難しくしている可能性があります。
共感力は、生まれつきのものではなく、学び、鍛えることができるスキルです。
少しずつでも、相手の立場に立って考える習慣を身につけてみましょう。
6) 完璧を求めすぎる
人は誰でも、不完全な存在です。
だからこそ、ミスをすることもあれば、期待を裏切ってしまうこともあります。
もし、友達に「完璧」を求めているなら、すぐに失望してしまうかもしれません。
「いつも正しいことを言ってほしい」
「一度も失敗してほしくない」
「どんなときも支えてほしい」
こうした期待は、現実にはあり得ないものです。
大切なのは、友達を「こうあるべき」と決めつけるのではなく、その人の良さを認めること。
不完全だからこそ、友情には温かみが生まれるのです。
7) 友情を育てる努力をしていない
友情は、植物と同じです。
一度水をあげたら終わりではなく、定期的にケアをしなければ枯れてしまいます。
・最近、友達に連絡を取っていますか?
・相手の話を聞く時間を作っていますか?
・困ったときだけ頼る関係になっていませんか?
もし「友情が続かない」と感じるなら、それは「友情を育てる努力」が足りていないのかもしれません。
まとめ
もし、この記事のどこかに「自分に当てはまるかも」と感じる部分があっても、自分を責める必要はありません。
大切なのは、自分を知り、少しずつ変わっていくこと。
自分のパターンを理解し、友情を育む努力を始めることで、きっとより良い人間関係が築けるはずです。