夜寝るとき、テレビをつけたままにして眠る。
そんな“ちょっとしたクセ”を持っている人、実は結構多いですよね。
テレビのかすかなセリフや画面のちらつきに、不思議な安心感を覚える…。でも、この習慣、あなたの性格や内面を少しだけ映し出しているとしたら?
心理学の視点から見ると、就寝時にテレビをつけっぱなしにする人には、いくつか共通する特徴があるようです。
もしあなたが「お気に入りの深夜番組を聞きながらじゃないと寝つけない」というタイプなら、きっと思い当たる節があるはず。
今回は、そんなあなたに当てはまるかもしれない7つの性格的傾向を見ていきましょう。
1)「安心感」をとても大切にする
人は「慣れたもの」や「心地よい音」に、安心感を覚えます。
テレビの光や音は、まさに現代の“子守唄”のような存在。知らず知らずのうちに、安心を求めてテレビに包まれることで、心を落ち着けているのかもしれません。
このタイプの人は、日常でも「快適さ」や「安心できる空間」を重視する傾向があり、周囲に癒しを与える存在でもあります。
人の話をよく聞き、頼られることも多いのでは?
ただし、時には“快適ゾーン”を抜け出して新しい体験にチャレンジすることも大切です。成長は、ちょっとした不安の先にあることもありますから。
2)マルチタスクが得意(あるいは止まれない)
「寝る直前まで何かをしている」「静かだと逆に落ち着かない」——そんなタイプの人は、テレビを“ながら”でつけていることが多いようです。
仕事や家事、スケジュール管理など、いくつものことを同時にこなすあなたは、まさにマルチタスクの達人。
でも、知らないうちに“脳が休まる時間”がなくなっていませんか?
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時には、寝る前の30分だけでも、スマホやテレビから離れて「何もしない時間」を作ってみるのもいいかもしれません。
自分をいたわる時間、大切にしていきましょう。
3)騒音に強い(=音に鈍感?音に強い?)
ほとんどの人は、テレビの音が気になって寝つけません。でもあなたは、あの音の中でスッと眠れてしまう。
それってつまり、音に対して“強い”ということ。
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オフィスやカフェなど、ザワザワした環境でも集中できるタイプかもしれません。
ただし注意点も。音に慣れていても、無意識下で脳は休まっていないことがあります。慢性的な音の刺激は、ストレスや高血圧の原因になることも。
「うるさくないけど、静かでもない」ちょうどいい“音環境”を作ってみるのもおすすめです。
4)夜型タイプ(ナイトオウル)
夜にテレビをつけっぱなしにするということは、そもそも夜更かしが習慣になっている可能性も。
夜型の人は、静かな時間帯に集中力が増す傾向があり、創造性が高かったり、発想が柔軟だったりするのが特徴です。
ただ、社会の多くは「朝型」で動いているのも事実。健康や生活リズムを保つには、意識的に睡眠の質やタイミングを整える工夫も必要です。
あなたの“夜のひらめき”を活かしつつ、体にもやさしいライフスタイルを目指していきましょう。
5)沈黙が苦手
「静かすぎると、なんだか落ち着かない」「無音だと考えすぎてしまう」そんな人にとって、テレビの音は“安心のBGM”。
無音の中にいると、思考が暴走したり、不安が押し寄せてきたりすることも。
テレビの音が心の“空白”を埋めてくれるなら、それもひとつの心の処方箋です。
でも、静けさの中に身を置くことで得られる“内なる静けさ”も、実はとても大切。
少しずつでも、静寂と向き合う練習をしていくと、自分自身との距離も近づいていくかもしれません。
6)「ながら音」が好き
テレビの音だけでなく、常に音が流れている環境を好むあなたは、「にぎやかさ」や「刺激」にも強いタイプかもしれません。
人との会話、賑やかなカフェ、音楽が流れる空間。そういった場所にいると、自分らしくいられると感じる人も多いでしょう。
そんなあなたは、環境適応能力が高く、変化にも柔軟に対応できる人です。
とはいえ、時には“無音”の時間でリセットすることも必要。頭と心の「静かな休憩時間」も、意識して作ってみてください。
7)適応力が高い
寝るときにテレビをつけているということは、「生活の一部を、自分なりに快適にアレンジしている」ということでもあります。
環境に合わせて工夫する力が高いあなたは、日常でも臨機応変に行動できる柔軟なタイプ。
変化を恐れず、新しい状況でも自分なりの“心地よさ”を見つけるのが上手な人です。
ただし、適応力があるからこそ「無理してないかな?」と自分に問いかけることも大切。
習慣が本当に心と体にとって良いものか、定期的に見直してみるのもおすすめです。
まとめ:大切なのは「バランス」
人の習慣には、その人なりの理由があり、背景があります。夜にテレビをつけたまま眠るという行動も、あなた自身の性格やライフスタイルの一部なのです。
それが「安心感」や「自分らしさ」につながっているなら、無理にやめる必要はありません。
でも、「なんとなく疲れが取れない」「睡眠の質が悪いかも」と感じたら、少し工夫してみるのも一つの選択です。
たとえば、タイマー機能を使って一定時間でテレビを消す、音量を最小限にする、など。
大切なのは、自分の習慣が「自分を助けてくれているかどうか」を意識すること。
心地よさと健康、どちらも大切にしながら、自分らしい夜の過ごし方を見つけていきましょう。