「なんだか品がないな…」と思う人に出会ったことはありませんか?
ほとんどの人が経験したことがあるはずです。
厄介なのは、こうした人たちの多くが 自分では気づいていない ということ。
彼らは会話や社会的な場面で、自分が無意識のうちに「無礼」「傲慢」「配慮が足りない」と思われていることに気づかずに振る舞っています。
今回は、そんな 「品格と謙虚さが欠けている人」 に見られる典型的な8つの行動を紹介します。
それでは、見ていきましょう。
1) 会話を独占する
「会話の主役は常に自分!」
そんなタイプに遭遇したことはありませんか?
あなたが話そうとしても、気づけば 相手が自分の話ばかりしている——そんな経験をしたことがある人は多いでしょう。
実際、ある調査によると、「一方的に話しすぎる人」はオンライン会議でも 4番目にイライラする行動 として挙げられたそうです。
リアルな会話では、さらに不快に感じることも。
こうした人は、自分では気づかないまま 話の流れをすべて自分中心に持っていく 傾向があります。
他人の意見を尊重せず、聞き役に回ることもできないため、会話が一方通行になりがちです。
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本当にコミュニケーション能力が高い人は、「話す力」よりも「聞く力」の重要性を理解しています。
2) 有名人や権威ある人との関係をひけらかす
「○○社のCEOと話したことがあるんだよね」
「この間、大物投資家と同じパーティーにいたんだけどさ…」
こんな 「名前を出せばすごいと思われる」 という態度をとる人、見たことありませんか?
私はかつて、ある同僚が頻繁に有名な投資家や企業経営者の名前を会話に挟んでくるのを見て、内心 「なんだか見ていられない…」 と思ったことがあります。
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本人は「影響力のある人とつながりがある」と思わせたいのでしょうが、実際のところ 「承認欲求が強い」「ステータスに執着している」 という印象を与えてしまいます。
本当に自信のある人は、自分を誇示するために他人の名前を使う必要がない ということを理解しています。
3) 人の話を聞かず、質問もしない
心理学者ジョーダン・ピーターソンの有名な言葉に、こんなものがあります。
「相手は自分の知らない何かを知っているかもしれない、という前提で話を聞け。」
つまり、謙虚さとは「人の話をしっかり聞くこと」から始まるのです。
しかし、品格や謙虚さが欠けている人は 話を聞かない どころか、相手が話している最中も 次に自分が話すことを考えている ことが多いのです。
本当に洗練された人は、話すよりも「聞くこと」が大切だと知っています。
4) 他人を見下したり、からかったりする
数年前、知人との食事会でのこと。
ある男性(仮にマイクとしましょう)が、ずっと 他の参加者に対して皮肉っぽい発言をしていました。
最初は冗談のつもりだったのかもしれませんが、次第に 「相手を小馬鹿にするような発言」 へとエスカレート。
誰かが自分の経験や考えを話しても、マイクは 目を丸めたり、嘲笑したり、皮肉を言ったりしていました。
そして最悪なのは、「ただの冗談だよ」と言い訳していたこと。
でも、本当に品のある人は、他人を傷つけてまで自分を大きく見せる必要がありません。
冗談のフリをした侮辱は 「ユーモア」ではなく「未熟さ」 の表れなのです。
5) 成果を独り占めし、チームの功績を認めない
「この成功は全部自分のおかげ!」
こんな態度をとる人に、職場やチームの中で遭遇したことはありませんか?
実際、ほとんどの成功は 1人の力ではなく、周囲との協力によって生まれるもの です。
しかし、品格がない人は、それを認めず、まるで自分だけの手柄であるかのように振る舞います。
真に自信のある人は、他人の貢献を素直に称賛できるものです。
「成果を独占する人」=「自信がない人」 ということを、彼らは知らないのかもしれません。
6) 何事も競争に持ち込む
「週末、ちょっとした旅行に行ってきたんだ。」
「へえ、それなら俺は海外旅行に行ってたよ!」
「昇進したんだ!」
「いいね! 俺はすでに5回昇進してるけどね。」
こんなふうに、会話のすべてを「勝負」にしてしまう人 いませんか?
彼らは無意識のうちに、相手の話を自分の「自慢話」のきっかけにしてしまう のです。
こういう人と話していると、リラックスできないどころか、「この人とは本音で話せないな」 と思われてしまいます。
7) 謝らない・間違いを認めない
私たちは誰でも 間違いを犯します。
でも、それをどう受け止めるかが、人としての器の大きさを決めるのです。
品格や謙虚さがない人は 「自分が悪かった」と認めることを極端に嫌がります。
間違いを指摘されると、言い訳・責任転嫁・開き直り——とにかく謝ることを避けようとします。
でも、実際は 「謝らない人=強い人」ではなく、「未熟な人」 に見られてしまうのです。
8) 他人の境界線を無視する
会話を遮る、パーソナルスペースを侵害する、誰も聞きたくない話題をしつこく続ける…。
こうした「他人の快適さを無視する行動」も、品格のない人にありがちです。
他人の気持ちを考えずに 「自分の話したいこと」を優先 するのは、共感力の欠如 を示すサインでもあります。
まとめ
ここでのキーワードは 「自己認識」 です。
品格や謙虚さとは、「完璧であること」ではなく、「他人をどう扱うか」「成長しようとする姿勢があるか」で決まります。
本当に洗練された人は、常に 「自分の振る舞いが、周囲にどう影響を与えているか」 を意識しているのです。