私たちは自分に厳しすぎることがよくあります。 まだできていないこと、失敗したこと、先の長さばかりに目が向きがちです。
でも、これまで達成してきたことはどうでしょう？
成功は、必ずしも派手な瞬間に現れるわけではありません。 時には、静かな勝利や、成長の過程、乗り越えてきた困難の中にこそ、本当の達成感があるものです。
もしあなたが次の8つのことを達成しているなら、それを過小評価するのはやめましょう。 それは十分に祝うべきことなのです。
1) コンフォートゾーンから抜け出したことがある
安心できる環境は心地よいものですが、そこでは人生を変えるような出来事は起こりません。
新しい場所へ引っ越したり、キャリアチェンジをしたり、怖いと感じることに挑戦したりしたことはありませんか？ それは、あなたが自分の限界を押し広げた証拠です。
成長は、不安や恐れを乗り越えた先にあります。 そのたびに、「自分にはもっとできる力がある」と証明してきたはずです。
それこそ、自分を誇りに思うべきことなのです。
2) 失敗から立ち直ったことがある
失敗は痛みを伴います。 それは避けられません。 でも、その後どうするかこそが本当の強さを決めるのです。
私は、かつて面接で大失敗したことがあります。 その日はひどく落ち込み、「もうダメだ」と思いました。
でも、そこで諦めず、自分の弱点を見直し、練習を重ねた結果、最終的にはもっと自分に合った職に就くことができました。
振り返ってみると、その失敗は終わりではなく、成功へのプロセスの一部だったのです。
もしあなたも、挫折を経験しながらも立ち直り、前に進んできたのなら、その強さを誇りに思ってください。
3) 見返りを求めずに誰かを助けたことがある
小さな親切が、思っている以上に大きな影響を与えることがあります。
人を助けることで、その人の人生を少しでも明るくするだけでなく、自分自身の充実感や幸福感も高まるのです。 実際、研究によると、他者への親切な行動は、脳内のセロトニンやドーパミンを増やし、幸福感を高めることが分かっています。
見返りを求めずに誰かを助けたことがあるなら、それだけであなたはすでに素晴らしい人間であり、誇りに思うべきです。
4) 自分に合わないものを手放したことがある
何かを手放すことは簡単ではありません。 時間やエネルギー、感情を注いできたものを手放すのは、とても勇気がいることです。
でも、時には、合わない環境や人間関係から離れることが、最も賢明な選択であることもあります。
たとえば、あなたが自分を消耗させる職場や、あなたを大切にしない関係から抜け出したことがあるなら、それは「強さ」の証です。
たとえ苦しかったとしても、自分の幸せを優先できたのなら、それは誇るべきことなのです。
5) 自分の意見を主張したことがある
私はかつて、自分の意見を言うのが苦手でした。 誰かを怒らせるのが怖くて、嫌なことがあっても黙っていたのです。
でも、ある日「これは違う」とはっきり伝えたとき、初めて自分の力を実感しました。
それは、他人に対して攻撃的になることではなく、「自分の気持ちを大切にする」という行為でした。
もしあなたが、誰かに「それは違う」と伝えたことがあるなら、 それは「自分を大切にする強さ」を持っているということ。
それは、とても誇るべきことです。
6) 大切なことについて考えを変えたことがある
「自分の意見を貫くことが強さ」だと思われがちですが、実は「考えを変えられること」のほうが、より大きな成長を意味します。
誰でも、ある時点で新しい知識や経験を通して、価値観が変わることがあります。
昔は「こうあるべき」と思っていたことを手放し、より広い視野を持てるようになった経験はありませんか？
それは、「成長している証拠」です。
多くの人がプライドを守るために意見を変えない中で、あなたは変化を受け入れる勇気を持っているのです。 それは決して弱さではなく、むしろ誇るべきことなのです。
7) やる気がなくても続けたことがある
モチベーションがあるときに行動するのは簡単です。 でも、モチベーションがないときにどうするかが、本当の強さを決めます。
仕事、人間関係、自己成長——どんなことも継続が必要ですが、それは常に「やる気があるとき」ばかりではありません。
やめたいと思ったことがあっても、それでも続けたことがあるなら、それこそが「忍耐力」と「努力」の証。
モチベーションよりも大切なのは「継続する力」です。 もしあなたがそれを持っているなら、それは大いに誇るべきことなのです。
8) 昔の自分が憧れるような人になった
昔の自分を思い出してください。
あの頃の自分は、今のあなたを見てどう思うでしょうか？
もしかしたら、「思い描いていた通りの人生」にはまだなっていないかもしれません。 でも、間違いなく成長しています。
あの頃の自分が「こんなふうになりたい」と思っていたものに、少しでも近づいているなら、それは確実に素晴らしいことです。
なぜ、もっと自分を誇りに思うべきなのか？
私たちはつい、自分の成果を過小評価しがちです。 他人と比べたり、「まだまだ足りない」と思ったりしてしまうこともあるでしょう。
でも、成功は「大きな成果」だけで測るものではありません。 それは、日々の小さな積み重ねや、自分が乗り越えてきたことすべてに表れています。
心理学の研究でも、「自分の成長や成果を認めること」は、精神的・感情的な健康を向上させることが分かっています。
だからこそ、今までの自分の歩みをしっかりと振り返り、その価値を認めてください。
あなたは成長してきました。 挑戦し、乗り越えてきました。
それだけで、十分に誇るべきことなのです。
